第8話では、複数人の意見から共通点と相違点を整理しました。
第9話では、その相違点や未決論点をもとに、調べものを始める前の確認項目を決めます。調査は、検索を始める前に何を確認するかを決めておくと、時間を使いやすくなります。
何を判断するための調査かを決める

調べものの目的は、情報を増やすことではありません。
何かを判断するために調べます。たとえば、提案に入れるべき内容を決める、候補を比較する、費用感を確認する、注意点を洗い出す、などです。
AIには、前回の意見整理表を渡して、次のように頼みます。
この論点について、何を判断するために調べるのかを一文で整理してください。
目的が決まると、調べる範囲が絞れます。
調べる項目を先に作る

検索を始める前に、確認項目を作ります。
たとえば、サービス比較なら、料金、対象者、対応範囲、導入条件、注意点などです。資料作成なら、根拠、事例、条件、制限、最新情報が必要になるかもしれません。
AIには、次のように頼みます。
この判断に必要な確認項目を、五つから七つに絞ってください。
項目を先に決めることで、集めた情報をあとで比較しやすくなります。
情報源の種類を分ける

調査では、どこから情報を取るかも大切です。
公式情報、社内資料、過去メール、比較記事、顧客の声では、信頼度や使い方が違います。
AIには、次のように整理してもらいます。
確認項目ごとに、見るべき情報源の種類を分けてください。
これで、何でも検索するのではなく、必要な場所を見に行けます。
調べないことも決める
調査は広げようと思えばいくらでも広がります。
だからこそ、今回は調べないことも決めます。目的に関係が薄い情報、判断に使わない情報、古すぎる情報は外します。
AIには、次のように頼めます。
今回の判断に不要な調査範囲も挙げてください。
調べないことを決めると、次の第10話で比較しやすくなります。
実践:調査前チェック表を作る

第8話で出た判断論点を一つ選びます。
AIには、次のように依頼します。
次の論点について、調査前チェック表を作ってください。判断目的、確認項目、見るべき情報源、調べない範囲、比較時に使う基準に分けてください。
第9話で完成するのは、調査前チェック表です。
次回の第10話では、このチェック表に沿って集めた情報を同じ基準で比較します。
まとめ
調べものを始める前には、検索する言葉より先に確認項目を決めます。
判断目的、確認項目、情報源、調べない範囲を決めておくと、調査結果を比較しやすくなります。

