10-AIに仕事のアイデアを出してもらう|10案から選んで内容を深めよう

AIが出した仕事のアイデア一覧から一つを選んで内容を深めている画面

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仕事では、正しい答えを調べるだけでなく、新しい案を考えなければならない場面があります。

ブログの記事テーマ、SNSに投稿する内容、イベントの企画、商品名、キャッチコピーなどは、最初のきっかけがないと考え始めるのが難しいものです。

このようなアイデア出しにもAIを使えます。

AIに一つの完成案を求めるのではなく、まず複数の候補を出してもらい、その中から気になる案を選びます。さらに会話を続けることで、選んだ案を少しずつ具体的にできます。

今回は、AIに仕事のアイデアを10案出してもらい、その中から一つを選んで深掘りする方法を紹介します。

AIは答えを聞くだけのものではない

これまでの記事では、予定の整理、文章の要約、メールの修正など、目的がある程度決まっている使い方を紹介してきました。

アイデア出しでは、最初から答えが決まっているわけではありません。

たとえば、ブログの記事テーマを考える場合でも、正解は一つではありません。読者、季節、商品、会社の方針などによって、さまざまな方向が考えられます。

AIは、このような場面で考え始めるための候補を出してくれます。

AIが考えた案をそのまま使うのではなく、案を見ながら自分でも考え、気になるものを選ぶことが大切です。

まずは何の案が欲しいか伝える

最初に、何についてアイデアを出してほしいのかを伝えます。

たとえば、ブログの記事テーマであれば、次のように入力できます。

小さな会社のWeb担当者向けに、ホームページ運用についてのブログテーマを10案考えてください。

SNS投稿なら、次のように頼めます。

地域の飲食店が発信できるSNS投稿の案を10個考えてください。

イベント案なら、次のような入力ができます。

親子で参加できる小規模な店内イベントを10案考えてください。

難しい言葉や決まった書き方は必要ありません。

「何について」「誰に向けて」「いくつ欲しいか」を伝えるだけでも始められます。

最初は10案出してもらおう

AIに仕事のアイデアを10案出すよう依頼している入力画面

アイデアを一つだけ出してもらうと、その案が合わなかった場合に、もう一度質問しなければなりません。

そこで、最初から複数の候補を出してもらいます。

使いやすい頼み方は、次の一文です。

できるだけ違う方向から10案出してください。

「違う方向から」と加えることで、似た内容ばかりになるのを避けやすくなります。

たとえば、SNS投稿の案であれば、商品紹介だけでなく、スタッフ紹介、作業風景、よくある質問、季節の話題など、異なる切り口を提案してもらえることがあります。

10案では多すぎる場合は、5案でも構いません。

反対に、より多くの候補を比較したい場合は、20案に増やすこともできます。

条件を加えると仕事に合った案になりやすい

AIは、伝えられた条件をもとに案を考えます。

何も条件を付けなければ、幅広く一般的な候補が出ることがあります。実際の仕事で使いやすい案にするには、対象者や予算、時間などを追加してみましょう。

たとえば、ブログのテーマを考えてもらう場合は、次のように入力できます。

AIを初めて使う人向けのブログテーマを10案考えてください。
難しい言葉を使わず、読んだあとに自分で試せる内容にしてください。

イベント案なら、次のように条件を付けられます。

小さな店舗で実施できるイベントを10案考えてください。
参加人数は10人程度、開催時間は1時間、特別な設備は使わない内容にしてください。

最初からすべての条件を決める必要はありません。

まず案を出してもらい、回答を見てから条件を追加しても大丈夫です。

ブログの記事テーマを考えてもらう

ブログを続けていると、何を書けばよいか迷うことがあります。

そのようなときは、読んでほしい人とブログの分野を伝えます。

たとえば、次のように入力します。

小規模事業者向けに、ホームページ改善についてのブログテーマを10案考えてください。
初心者が理解しやすく、すぐに試せる内容にしてください。

案が表示されたら、似ている内容が多くないか確認します。

同じようなテーマばかりの場合は、

内容が重ならないように、別の切り口で10案出してください。

と追加できます。

また、記事の内容まで確認したい場合は、

それぞれの記事で説明する内容を1行ずつ付けてください。

と頼むと、タイトルだけでなく、記事の方向も比較しやすくなります。

SNS投稿の案を考えてもらう

SNSを定期的に更新していると、商品紹介ばかりになってしまうことがあります。

AIには、投稿内容の種類を広げるための案を出してもらえます。

たとえば、地域のパン店であれば、次のように入力します。

地域の小さなパン店が発信できるSNS投稿を10案考えてください。
商品紹介だけでなく、作業風景、スタッフ、季節の話題も含めてください。

回答の中から気になる案を選んだら、

4番の案をInstagramの投稿内容として詳しくしてください。

と続けます。

さらに、

写真の構図と投稿文を考えてください。

と頼めば、投稿の準備に使える形へ近づけられます。

イベントの企画を考えてもらう

店舗や会社で行うイベントの案も考えてもらえます。

まず、開催場所、参加する人、使える時間などを伝えます。

たとえば、次のように入力します。

雑貨店で行える少人数向けのイベントを10案考えてください。
1時間程度で実施でき、大がかりな設備を使わない内容にしてください。

気になる案が見つかったら、

6番のイベントについて、当日の流れを詳しくしてください。

と続けます。

さらに、

必要な準備、定員、参加費の考え方も整理してください。

と頼むことで、最初は短かったアイデアを企画の形へ近づけられます。

AIが提案する費用や内容はあくまで案なので、実際の価格や会場の条件は自分で確認しましょう。

商品名やサービス名を考えてもらう

商品名やサービス名を考えるときは、特徴や希望する印象を伝えます。

たとえば、小さな仕事用ポーチの商品名を考える場合は、次のように入力できます。

仕事道具を持ち運ぶための小さなポーチの商品名を10案考えてください。
日本語で覚えやすく、落ち着いた印象にしてください。

回答が少しかたいと感じたら、

もう少し親しみやすい名前にしてください。

と頼みます。

長すぎる場合は、

4文字から8文字程度にしてください。

と条件を追加できます。

ただし、AIが出した名前がすでに商品名や会社名として使われている可能性があります。

実際に採用する前に、検索や商標の確認が必要です。

キャッチコピーを考えてもらう

商品やサービスの特徴を短く伝えるキャッチコピーも、複数案を出してもらえます。

たとえば、家事代行サービスの場合は、次のように入力します。

忙しい人向けの家事代行サービスのキャッチコピーを10案考えてください。
不安をあおらず、安心感と親しみやすさが伝わる表現にしてください。

表示された案が長い場合は、

もっと短く、覚えやすい形にしてください。

と続けます。

印象を変えたいときは、

高級感よりも親しみやすさを重視してください。

と伝えられます。

キャッチコピーでは、実際のサービス内容よりも大きな効果を約束する表現になっていないか確認することも大切です。

10案から気になるものを一つ選ぶ

10個のアイデアを比較して気になる一案を選んでいる画面

10案が表示されたら、すべてを使おうとする必要はありません。

「少し気になる」「自分の仕事に合いそう」「詳しく聞いてみたい」と感じるものを一つ選びます。

一番完成度が高そうな案でなくても構いません。

たとえば、10個のブログテーマの中で3番が気になった場合は、次のように入力します。

3番の案をもう少し詳しくしてください。

AIは直前の会話をもとに答えられるため、案の文章を最初から書き直さなくても進められます。

番号だけでは分かりにくい場合は、選んだ案の名前も一緒に書くと確実です。

選んだ案をさらに深掘りする

選んだアイデアをAIとの会話で具体的な企画へ深めている画面

案を一つ選んだら、実際に使える形へ少しずつ深めます。

ブログの記事テーマを選んだ場合は、次のように頼めます。

この記事の見出し構成を考えてください。

さらに、

初心者が自分で試せる手順を入れてください。

と続けます。

SNS投稿なら、

この案を150文字程度の投稿文にしてください。

イベント案なら、

当日の流れを時間順に整理してください。

商品名なら、

この名前に合う商品の説明文を考えてください。

というように、次に必要なものを聞いていきます。

最初に表示されたアイデアは、完成品ではなく、会話を始めるための材料です。

二つの案を組み合わせることもできる

二つの仕事のアイデアを組み合わせて新しい案を作っているAI画面

複数の案を見ていると、「2番の内容はよいが、5番の雰囲気も使いたい」と感じることがあります。

その場合は、二つの案を組み合わせてもらえます。

2番と5番の良いところを組み合わせて、新しい案を作ってください。

または、

3番の内容を、7番のような親しみやすい雰囲気にしてください。

と頼めます。

AIが出した案は、一つずつ独立した完成品として扱う必要はありません。

使いたい部分を選び、組み合わせながら自分に合った案へ直していけます。

希望と違う場合は理由を伝える

AIが出した案が、実際には使いにくいこともあります。

たとえば、費用がかかりすぎる、内容が難しすぎる、似た案が多いといった場合です。

そのときは、合わなかった理由を短く伝えます。

費用がかかりすぎるため、低予算でできる案にしてください。

難しすぎるため、初心者でも実施できる内容にしてください。

似た案が多いため、方向の異なる案を出してください。

一般的すぎるため、地域のお店らしさが出る案にしてください。

単に「別の案をください」と頼むより、どこを変えたいかを伝える方が、希望に近い回答になりやすくなります。

AIのアイデアは確認してから使う

AIの企画案を予算や日程と照らし合わせて確認している様子

AIは多くの案を短時間で出せますが、その案が必ず実行できるとは限りません。

実際に使う前に、予算、時間、人員、会社の方針などと照らし合わせます。

イベントなら、会場の広さや安全面を確認する必要があります。

商品名なら、すでに使われている名称でないか調べます。

ブログやSNSでは、内容が事実と合っているか、他社の表現をそのまままねていないかを確認します。

AIは、考え始めるための相手として使うと便利です。

最終的にどの案を採用するかは、自分で判断しましょう。

実際に10案から一つ選んでみよう

まずは、自分の仕事に関係するテーマを一つ決めます。

次の形を参考に入力してみましょう。

〇〇についてアイデアを10案考えてください。
対象は〇〇です。
できるだけ違う方向の案にしてください。

たとえば、次のように使えます。

小さな会社が発信できるブログテーマを10案考えてください。
対象はホームページ運用の初心者です。
できるだけ違う方向の案にしてください。

10案が表示されたら、一つを選びます。

5番の案を詳しくしてください。

さらに、

実際に行う手順も考えてください。

と続けてみましょう。

今回の練習では、案を10個出してもらうだけで終わらず、一つを選んで詳しくするところまで進めることがポイントです。

まとめ|AIと会話しながらアイデアを形にしよう

AIは、質問の答えを聞くだけでなく、仕事のアイデアを一緒に考えるためにも使えます。

ブログテーマ、SNS投稿、イベント、商品名、キャッチコピーなどについて、まずは次のように頼んでみましょう。

できるだけ違う方向から10案出してください。

複数の案が表示されたら、気になるものを一つ選びます。

そのあと、

この案を詳しくしてください。

実際に使える形にしてください。

と会話を続けます。

希望に合わない場合は、対象者、予算、時間、難しさ、文章の印象などを追加しながら調整できます。

AIから答えを受け取って終わるのではなく、案を見て選び、修正しながら一緒に考えることが今回の使い方です。

まずは今考えている仕事のテーマを一つ選び、10個のアイデアを出してもらってみましょう。

次回は、AIが出した回答に間違いや不足がないかを確認し、安心して使うための見直し方を紹介します。

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