3話 長い受信メールから対応事項を抜き出す

受信メールを返信前の対応表に整えている様子

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第2話では、作業を始める前に足りない情報を見つけ、依頼者へ確認する質問を整理しました。

第3話では、その確認に対して返ってきた長いメールを扱います。長文メールをただ要約するのではなく、自分が対応すべきこと、相手が決めたこと、まだ残っている不明点を分けます。

長いメールをそのまま信じない

長いメールには、説明、背景、依頼、補足、雑談に近い情報が混ざります。

すぐに「要約してください」とAIへ渡すと、読みやすい文章にはなります。しかし、実務で必要なのは読みやすい要約だけではありません。自分が動くべき項目が抜けていないか、相手が約束した内容が残っているかを確認する必要があります。

まずAIには、要約ではなく「対応事項の抽出」を依頼します。

次の受信メールから、こちらが対応すること、相手が対応すること、決まったこと、まだ確認が必要なことを分けてください。

自分が対応することを先に抜き出す

最初に見るのは、自分の作業です。

長いメールの中には、「資料を送ってください」「候補日をください」「前回の内容を反映してください」のような依頼が埋もれていることがあります。

AIには、次のように頼みます。

こちらが対応する必要がある項目だけを抜き出してください。作業内容、期限、必要な資料、返答の要否に分けてください。

この時点では、文章を整えるよりも、抜け漏れを防ぐことを優先します。

相手が決めたことを分ける

次に、相手側で決まったことを分けます。

たとえば、打ち合わせの目的、希望する資料形式、参加者、優先順位、避けたい表現などです。これらは自分の作業条件になります。

AIには、次の一文を加えます。

相手が決めた条件や希望も、こちらの作業条件として別にまとめてください。

相手の希望と自分の作業を混ぜないことで、次の返信文や資料作成に使いやすくなります。

まだ残る確認事項を見る

長いメールを受け取っても、すべての不明点が解消されるとは限りません。

むしろ、追加説明によって新しい確認点が出ることもあります。期限は分かったが提出形式が不明、資料は指定されたが最新版か分からない、という状態です。

AIには、次のように依頼します。

このメールを読んでもまだ不明な点を、作業に影響する順に並べてください。

不明点を残したまま返信文を作ると、第4話でまた手戻りになります。

返信に使う材料へ整える

最後に、次回の返信メールに使える形へ整えます。

ここで作るのは、完成メールではなく返信材料です。

  • お礼として触れること
  • こちらが対応すると伝えること
  • 確認したいこと
  • 添付や共有が必要な資料
  • 返答期限を伝える必要があること

この五つに分けると、第4話で返信文を作りやすくなります。

実践:受信メールを対応表にする

最近届いた長めのメールを一つ選びます。個人情報や社外秘情報は削除します。

AIには、次のように依頼します。

次の受信メールを、返信前の対応表にしてください。こちらが対応すること、相手が決めたこと、まだ確認が必要なこと、返信に入れるべきことに分けてください。推測で補わず、メールに書かれていないことは不明としてください。

第3話で完成するのは、長いメールの要約ではなく、返信と作業に使える対応表です。

次回の第4話では、この対応表をもとに、依頼内容に合った返信メールを完成させます。

まとめ

長い受信メールから対応事項を抜き出すときは、読みやすい要約よりも、実際に動く項目を分けることが大切です。

こちらの対応、相手が決めた条件、残る確認事項、返信に入れる材料を分けておくと、次の返信文が作りやすくなります。

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